令和 1年 12月
定例会(第4回)
令和元年12月
上野原市議会第4回
定例会 議事日程(第4号)
令和元年12月13日(金)午前10時54分開議第1 議案の訂正について第2
委員長報告第3
議案審議 議案第103号
上野原市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する
条例制定について 議案第104号
上野原市
下水道条例の一部を改正する
条例制定について 議案第105号
上野原市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する
条例制定について 議案第106号
上野原市
火災予防条例の一部を改正する
条例制定について 議案第107号 令和元
年度上野原市
一般会計補正予算(第5号) 議案第108号 令和元
年度上野原市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 議案第109号 令和元
年度上野原市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 議案第110号 令和元
年度上野原市
介護保険特別会計補正予算(第3号) 議案第111号 令和元
年度上野原市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号) 議案第112号 令和元
年度上野原市
簡易水道事業特別会計補正予算(第3号) 議案第113号 令和元
年度上野原市
巌財産区
特別会計補正予算(第2号) 議案第114号 令和元
年度上野原市
島田財産区
特別会計補正予算(第2号) 議案第115号 令和元
年度上野原市
上野原財産区
特別会計補正予算(第2号) 議案第116号
上野原市
秋山財産区
管理会委員の選任の同意について 議案第117号
上野原市
職員給与条例の一部を改正する
条例制定について 議案第118号 令和元
年度上野原市
一般会計補正予算(第6号)第4 閉会中の
継続調査について
---------------------------------------● 出席議員(16名) 1番
内田倫弘君 2番
八木一雄君 3番 山口 薫君 4番
白鳥純雄君 5番
遠藤美智子君 6番
川田好博君 7番
東山洋昭君 8番 小俣 修君 9番
川島秀夫君 10番
杉本公文君 11番
山口好昭君 12番
長田喜巳夫君 13番
杉本友栄君 14番
尾形幸召君 15番
岡部幸喜君 16番
尾形重寅君
---------------------------------------● 欠席議員(なし
)---------------------------------------● 説明のため出席した者の
職氏名 市長
江口英雄君 副市長 小早川 浩君
教育長 和田正樹君
消防長 磯部 忠君
総務部長 野崎広仁君
市民部長 清水一明君
福祉保健部長 久島和夫君
消防署長 小俣直人君
消防総務課長 小林 輝君
危機管理室長 上原千歳君
政策秘書課長 守屋晴彦君
財政経営課長 小澤勇人君
税務課長 佐藤通朗君
生活環境課長 尾形武徳君
子育て保健課長 上條昭仁君
長寿介護課長 白鳥恵美子君
産業振興課長 富田昌昭君
建設課長 関戸一光君
会計管理者 石井優俊君
学校教育課長 安藤哲也君
社会教育課長 志村光造君
---------------------------------------● 事務局出席職員氏名 議会事務局長 横瀬仁彦君 書記
曽根亜希子君
△開議 午前10時54分
○議長(
長田喜巳夫君) ただいまの
出席議員は16名です。 これから本日の会議を開きます。 本日の
議事日程は、お手元にお配りしたとおりです。
---------------------------------------
○議長(
長田喜巳夫君) 日程第1、議案の訂正についてを議題とします。 市長から議案の
訂正理由の説明を求めます。 市長、
江口英雄君。
◎市長(
江口英雄君) 本議会の最終日に当たり、これまで議員の皆様には条例や予算、
決算等につきましてご審議をいただき、ありがとうございました。 去る11月28日に提出させていただきました議案第104号、
上野原市
下水道条例の一部を改正する
条例制定についての議案につきまして、議案の訂正をいたしたく、
上野原市議会会議規則第19条第1項の規定により
申し出させていただくところでございます。 訂正の理由及び内容につきましては、成年被
後見人等の権利の制限にかかわる処置の
適正化等を図るための
関係法律の整備に関する法律の施行による
標準下水道条例の一部改正に誤りがあり、この影響により、
当該条例の字句を一部追加する必要が生じたため、訂正の
申し出をいたしたところでございます。 以上、
申し出いたしました訂正の概要をご説明申し上げましたが、ご審議の上、ご承認くださいますよう何とぞよろしくお願い申し上げます。 以上です。
○議長(
長田喜巳夫君) 質疑を行います。 (質疑なしの声あり)
○議長(
長田喜巳夫君) 質疑を終わります。 お諮りします。 ただいま議題となっています議案104号の訂正については、これを承認することにご異議ありませんか。 (異議なしの声あり)
○議長(
長田喜巳夫君) 異議なしと認めます。 したがって、議案104号の訂正については承認することに決定しました。 ただいま訂正することを承認した議案第104号は、
文教厚生常任委員会への
付託案件ですので、訂正後の内容で改めて審議をいただくため、
文教厚生常任委員会を開催願います。 しばらく休憩します。
△休憩 午前10時57分
△再開 午前11時09分
○議長(
長田喜巳夫君) 休憩前に引き続き、会議を再開します。
---------------------------------------
○議長(
長田喜巳夫君) 日程第2、
委員長報告を行います。 各
委員長に報告を求めます。
総務産業常任委員会副
委員長、
白鳥純雄君。
◆
総務産業常任副
委員長(
白鳥純雄君)
総務産業常任委員会の報告を行います。 去る11月28日の本会議において付託されました案件について、12月2日、委員6名出席のもと
委員会を開催いたしました。当局に
関係職員の出席を求め、慎重に審査した経過と結果をご報告いたします。 付託されました案件は、
条例制定2件です。 審査は、
関係課に説明を求め、その後、質疑・採決を行いました。 議案第103号、
上野原市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する
条例制定については、
地方公務員法及び
地方自治法の一部改正により新たに導入される
会計年度任用職員に対して支給する給料、報酬、手当、
費用弁償について定めるとともに、
法律改正に伴う
引用箇所の改正及び
特別職非常勤職員等の任用の整理のため、
既存条例の一部改正を行うものです。 委員からの、
特別職非常勤職員の
新旧対照表で、旧表に載っているが新表に該当がないものはどのような扱いになっているのかという質問については、今まで
特別職非常勤として任用していたが、今後はできなくなる職種について今回整理を行っており、例えば
事務嘱託員等については
現行特別職であるが、
地方公務員法の身分を持たない
有償ボランティアに移行になるなどの説明がありました。 また、
フルタイム会計年度任用職員、
パートタイム会計年度任用職員は、具体的にはどういった方たちが該当になるのかという質問については、
フルタイム会計年度任用職員は
正規職員と同様の勤務時間の方で、
市立小・中学校の
補助教員の中でも担任を受け持っている職員の方が想定され、
パートタイム会計年度任用職員は出張所の職員や
市民課窓口で働いている方で、勤務時間については職員の個々の状況によって柔軟に対応できるとのことです。 次に、議案第106号、
上野原市
火災予防条例の一部を改正する
条例制定については、
違反対象物に係る
公表制度の実施に伴い、
防火対象物の
消防用設備等の状況を公表できるものとするため、条例の一部を改正するものです。 委員からの、
上野原市内に公表の対象となる建物がどのくらいあるのか、また、「立入検査結果の通知から
一定期間を経過しても、なお公表の対象となる違反が認められる場合」とあるが、一定の期間とはどのくらいかという質問については、対象の建物は170件で、公表の対象となる違反が認められる場合は、通知から公表までの期間は30日とするとの説明がありました。 以上、
当局提出の2案件について採決した結果、いずれも
全会一致で、原案どおり可決すべきものと決定しました。 以上、
総務産業常任委員会の報告といたします。
○議長(
長田喜巳夫君)
文教厚生常任委員会委員長、
遠藤美智子君。
◆
文教厚生常任委員長(
遠藤美智子君)
文教厚生常任委員会の報告を行います。 11月28日の本会議において当
委員会に付託されました案件は、
条例制定2件です。12月2日、
委員会を開催し、所管する
担当部課職員の出席を求め、慎重に審査した経過と結果についてご報告いたします。 議案第104号、
上野原市
下水道条例の一部を改正する
条例制定については、
標準下水道条例において、
排水設備指定工事店の指定及び
責任技術者の登録の
欠格条項である成年被
後見人または被
保佐人が削除されるため、
当該規定の
引用箇所を改正する必要があるため、条例の改正を行うものです。 改正の目的としては、成年被
後見人等の人権が尊重され、成年被
後見人であることを理由に不当に差別されないよう、成年被
後見人等に係る
欠格事項その他の権利の制限に係る措置の
適正化を図るものとの説明がありました。 本案についてはその後、当局より議案の一部を訂正する
申し出があったため、再度
委員会を開催し、審査した結果、
全会一致で訂正後の原案どおり可決すべきものと決定しました。 議案第105号、
上野原市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する
条例制定については、
児童福祉法において、
養育里親及び
養子縁組里親の
欠格条項である成年被
後見人または被
保佐人が削除されるため、
当該規定の
引用箇所を改定する必要があるため、条例の改正を行うものです。 委員からの、改正後の法第34条の20第1項第3号の内容はどうなっているかという質問については、
児童虐待の
防止等に関する法律第2条に規定する
児童虐待または被
措置児童等虐待を行ったもの、その他児童の福祉に関し著しく不適当な行為をしたものとなっているとのことです。 次に、
議員間討議を行いました。 委員からは、成年被
後見人、被
保佐人について差別をなくしていくためには、こういった条例についてだけではなく、さまざまなところでの配慮が必要なのではないかとの意見が出されました。 以上、
当局提出2案件について、採決を行った結果、いずれも
全会一致で、原案どおり可決すべきものと決定しました。 また、委員からは、市内の文化財の現状について調査する必要があるとの意見があり、閉会中の
継続調査とすることに決定しました。 以上、
文教厚生常任委員会の報告といたします。
○議長(
長田喜巳夫君)
予算特別委員会委員長、
岡部幸喜君。
◆
予算特別委員長(
岡部幸喜君)
予算特別委員会の報告を行います。 去る11月28日の本会議において付託されました案件について、12月2日、
委員会を開催しました。当局に
関係職員の出席を求め、慎重に審査した経過と結果をご報告いたします。 付託されました案件は、令和元
年度上野原市
一般会計補正予算及び
特別会計補正予算の合わせて9件です。 審査は、
関係課に説明を求め、その後、質疑・採決を行いました。 議案第107号、令和元
年度上野原市
一般会計補正予算(第5号)について、主な
歳入内容としては、
各種交付税の
交付額の確定に伴い、
国庫支出金737万5,000円、
県支出金742万円を
増額補正し、
新田地区の
土地売払収入として
財産収入1,692万円を
増額補正するものです。 また、今回の
補正総額8,659万7,000円のうち2,259万3,000円が
災害関連であり、このうちの
一般財源を
財政調整基金で賄うため、繰入金1,709万3,000円を
増額補正するものです。 歳出の主な
補正内容は、
総務費では、
市役所本庁舎と
文化ホールの
電気料増加に伴う
光熱水費を213万円、
ふるさと納税の
寄付額の増加と
業務委託の
見直し等のため、321万6,000円を
増額補正するものです。 委員からの、
業務委託の見直しの詳しい内容はという質問については、
ふるさと納税における
サイト掲載等の委託先を他の市町村で実績のある
事業者に変更したいとの説明がありました。
民生費では、
障害福祉サービス費利用単価の上昇に伴う
自立支援費を3,141万9,000円、また
児童福祉費は、前年度の
事業費の確定による
国庫補助金の返還に伴う
財源更正のため、260万円を
増額補正するものです。
衛生費では、過年度の
工事費精算に伴い、
東部地域広域水道企業団費を1,376万6,000円、
電気料の不足により
塵芥処理費を4,832万円
増額補正するものです。 委員からは、
電気料等については毎月のデータをきちんと管理し、前年と比較して増えた理由を把握し、削減に努めるべきだとの意見が出されました。
農林水産費では、台風19
号災害等に係る
鳥獣害施設復興工事等に741万円、
森林環境譲与税を利用した
林地台帳システムの整備に伴い、
林道維持費を148万3,000円
増額補正するものです。 委員からの、被害のあった
鳥獣防止柵の場所と状況はという質問については、被害を受けた場所は
秋山地区小和田、桜井、浜沢で、小和田と桜井が約30メートル、浜沢が約20メートルほど崩落したとのことです。
商工費では、
各種登山道の整備として
観光費90万3,000円、
秋山温泉管理費は、ソファー30脚の買いかえ等で134万8,000円
増額補正するものです。
土木費では、
スマートインター開通式典に係る
消耗品費として300万円を
増額補正する一方、災害時
避難通路確保対策事業費については今年度の実施を見送ったため、
住宅対策費を1,736万3,000円減額補正するものです。 委員からの、
スマートインター開通式の費用が当初予算に組み込まれていなかった理由はという質問については、当初の時点では
土地取得の
問題解決がいつつくのか不透明であったため、見通しが立った現時点での
予算計上を行ったとの説明がございました。
災害復旧費では、台風19号により被災した
棡原井戸地区内の
被災箇所を
小規模治山事業において復旧するため、また
秋山栗谷地区内の
農地災害復旧測量業務のため、
農林水産施設災害復旧費を660万円、
市道栗谷上村線の土砂・
倒木撤去作業を行うため、
公共土木施設災害復旧費を500万円
増額補正するものです。 次に、
特別会計の主な
補正内容ですが、議案第108号、
国民健康保険特別会計では、
療養給付費・
高額療養費負担金の増額に伴う県からの
交付金4,800万円を
増額補正するものです。 また、議案第111号、令和元
年度上野原市
公共下水道事業特別会計では、
下水道使用料検針徴収業務委託料等の
実績見込み額増加により
総務管理費を42万6,000円、
排水設備等修繕費の増加により
公共下水道整備費100万円を
増額補正するものであります。 議案第113号から議案第115号までの財産区
特別会計補正予算については、各
財産区内の要望について
管理会の同意を得た中で、それぞれの会計において
交付金としての
一般管理費を
増額補正する一方、
予備費を減額補正するものです。 委員からは、全体について今回は
電気料の
増額補正が多く見受けられ要因がいろいろと考えられるが、その事由がわかる資料をしっかりと各課において整備しておく必要があるとの意見が出されました。 以上、
当局提出9案件については、採決の結果、いずれも
全会一致で原案どおり可決すべきものと決定しました。 以上、
予算特別委員会の報告といたします。
---------------------------------------
○議長(
長田喜巳夫君) 日程第3、
議案審議を行います。 これから
議案番号順に審議を行います。 議案第103号、
上野原市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する
条例制定についてを議題とします。 本案に対する
委員長報告は、可決すべきものです。
委員長報告に対し、質疑を行います。 (質疑なしの声あり)
○議長(
長田喜巳夫君) 質疑を終わり、討論を行います。
川田好博君から発言の通告がありましたので、発言を許可します。 6番、
川田好博君。
◆6番(
川田好博君) 6番、川田です。 議案第103号については、
委員長報告は可決すべきものとなっております。 以下の理由から反対をいたします。
地方自治法及び
地方公務員法の改正によって
会計年度任用職員制度が導入されます。
特別職非常勤職員、
臨時的非常勤職員の雇用については
厳格化が求められ、
特別職非常勤職員は専門的な知識を持つ職員に限られ、
臨時的任用については真の意味で
臨時的職員に限られることになります。それ以外の
非常勤職員は、
会計年度任用職員制度あるいは
有償ボランティアに移行されます。
会計年度任用職員は
フルタイム会計年度任用職員、
パートタイム会計年度任用職員に区分されます。
正規職員と同じ7時間45分の勤務をする
非常勤職員は
フルタイム会計年度任用職員となり、それよりも短時間の勤務時間の
非常勤職員は
パートタイム会計年度任用職員となると説明されております。その中の
有償ボランティアについては、
公務災害補償制度の適用になるかどうか、非常に疑問の残るところです。 さらに、
フルタイム会計年度任用職員は
期末手当を支給されるほか、
地域手当、
退職金も支給されます。しかし、
パートタイム会計年度任用職員には
地域手当、
退職金等は支給されません。現在、1日の勤務時間が7時間45分である
非常勤職員の大部分は勤務時間を短縮し、
パートタイム会計年度任用職員となると聞いております。
総務産業常任委員会の審議では、担任を持つ
補助教員は
フルタイム会計年度任用職員とするが、それ以外は
パートタイム会計年度任用職員とする予定であると説明がされました。働き方改革の中で
正規職員と非
正規職員の格差を解消することが一つの課題であるとすれば、現在、
正規職員と同じ働き方をしている
非常勤職員は、
フルタイム会計年度任用職員とすべきです。 そして、
会計年度任用職員制度の一番大きな問題の一つは、雇用の継続の問題です。2012年に公布された
改正労働契約法で
有期労働契約が繰り返し更新され、通算5年を超えたときは期間の定めのない
労働契約、
無期労働契約に転換できるという
ルールができました。ところが、
会計年度任用職員制度ではこの
無期労働契約に移行する
ルールが適用されず、任用は1年を超えないこととされています。雇用の不安定さはずっと続くことになります。
常任委員会の審議で、客観的な
人事評価で契約が継続することも可能であるという説明がされました。その客観性を保証するものもなかなか脆弱だというふうに思っております。本来ならば
正規職員として雇用しなければならないのに、
正規職員を非正規に転換してきました。
非常勤公務員のワーキングプアの問題は深刻です。秋山の
給食調理場で調理員を募集したにもかかわらず、応募がなく調理場の閉鎖に追い込まれたことも、記憶に鮮明に残っています。
会計年度任用職員制度の導入によって
賃金等が改善される部分もありますが、仕事が継続的であるにもかかわらず
会計年度任用職員という
非常勤職員という不安定な身分で置きかえることには、問題が多いと考えています。少なくとも
正規職員の雇用の継続性と同様な制度になる努力をすることは必要と考えます。 以上のような改善を求めて、
反対討論といたします。